西濃憲法集会

西濃憲法集会2006(第12回)

現代日本のワーキング・プア

行事案内

主催 平和・人権・民主主義を考える 西濃憲法集会
イベント 西濃憲法集会(第12回)
テーマ 現代日本のワーキング・プア
日時 2006年5月3日(憲法記念日)
午後1時30分
場所 大垣市情報工房5F(セミナーホール)
備考 講師:後藤道夫 氏
内容

  • 記念講演 後藤道夫氏(社会哲学・現代社会論)
    「現代日本のワーキング・プア」
  • 若者たちの見た「日本の今」
    ようこそ先輩・平和課外授業3時間目を取り組んで
連絡先 西濃法律事務所 岐阜県大垣市室町2-25 TEL 0584-81-5105
「平和・人権・民主主義を考える」西濃憲法集会 実行委員会

当日のようす

200名の方が参加されました。

「平和・人権・民主主義を考える」西濃憲法集会、新たな一歩
「憲法」実現するために、現実と向き合った運動に取り組んだ「西濃憲法集会」の5ヶ月間 !

★ 西濃憲法集会は、今年で12回目をむかえました。 2004 年の10周年を区切りとして、継続した運動をと、2004年8月に「9 条の会・おおがき」を発足させ、そこから「グローバル・9map・キャンペーン」が誕生し、全国へ広まりました。

★ そして、2006年は、1月6日に実行委員会を立ち上げ、「『改憲』を本当にやめさせるためには、具体的にどんなことをしたらいいのか」そして、それは「憲法の理念が、踏みにじられている現実と向き合うことなしには実現できない」と議論が徐々に深まっていき、5月3日にむけた運動をはじめました。
 これまでのように若者企画や教育企画などの学習会を柱にしながらも、「国民保護法」に基づく協議会設置などの地方条例に反対する要請行動や「憲法9条変える?変えない?全国意見投票」への取り組みを精力的に行いました。5ヶ月間の取り組みは、これまでの「憲法集会」のスタイルから、また新しい一歩を踏み出すものになりました。

2006.5.3 テーマは「格差社会」  - 改憲と「構造改革」、根っこは同じ -

憲法の理念は、「主権在民」「恒久平和」「基本的人権の尊重」。私たちが守ろうとしている「憲法」は現実の社会で、踏みにじられ、その輝きを失おうとしています。その根源は「構造改革」です。

私たちは、「憲法を守ろう」と叫ぶだけでなく、「憲法」を骨抜きにする既成事実の積み上げにきちんと抵抗し、犠牲になっている人たちの権利を守る運動と結んだものでなければならないと考えました。

2006年の憲法集会のテーマは、ズバリ「格差社会」。最前列で聞いていた中高生たちも、なぜ就職がむずかしいのか、非正規雇用が増えた原因など、身近な問題としていっしょうけんめい聞き入りました。

シール投票の結果を発表する近藤さん
4月16日の発表をする高校生ら
後藤先生の講演

参加者感想

高2女子

 「『構造改革』というものを何となく変える感じで、いいものかもしれないと思っていたので、本当のことを知ってびっくりした。それと9条がつながっていると初めて知って驚いたけど、話しを聞いて納得できた」

50代男性

 「『格差』の持つ意味がよくわかった。「9条」の話が、戦争にまつわるものの範囲で終わりがちだったが、新しい分野が見えてきた」

1月からの「西濃憲法集会」の取り組みは、憲法を守る運動が、「格差」を生み出している「構造改革」に対抗する運動でなければならないことを、改めて考えさせるものとなりました。
 現に、「憲法」が変わっていない日本で、自衛隊の海外派遣がされ、日米再編が着々と進んでいます。
 子どもの教育現場も深刻です。職場や生活のなかで、基本的人権も大切にされない状況で、今の日本に失望し、「改革」の名に惹かれる気持ちをきちんと受け止めること、そして、賃金だけで生きていけない深刻な「格差社会」の到来に、社会保障国家への新たなシステムをつくっていく運動に、「平和で人間らしく生きる」ための運動の展望があることを学びあいました。
 5月3日までの一連の企画に協力くださったみなさま、ありがとうございました。

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