西濃憲法集会2007(第13回)

行事案内

当日のようす

250名の方が参加されました。

憲法記念日の5月3日、「平和・人権・民主主義を考える」西濃憲法集会2007が開催されました。親子連れからお年寄りまで、約250名が参加し、憲法について考えました。

第1部では、「日米軍事再編、日本の今」をテーマとし、名古屋の市民団体「不戦へのネットワーク」の山本みはぎさんが、米軍による世界的規模の軍事再編について、沖縄・嘉手納基地から米軍がイラクに出撃する映像を交えて、日米軍事再編について説明し、憲法9条は決して変えさせてはならないと警鐘を鳴らしました。

大垣の中高生らが中心になって実行委員会をつくり、大垣東高校出身のフォトジャーナリスト久保田弘信さんを講師として招いていた「ようこそ先輩・平和課外授業4時間目」の一環として学んだ、ウガンダの元子ども兵の支援をする鬼丸昌也氏の講演のこと、横須賀基地の視察について発表しました。

第2部は、八重山民謡の第一人者で沖縄県無形文化財保持者、大工哲弘さんのライブ「世界をつなぐ空♪太陽アカラ波キララ」でした。
美しい沖縄の映像を背景にして、沖縄の人たちの心を伝える島唄を力強く歌い上げ、島唄の解説や、特別に郡上踊りの唄も披露されました。
アンコールの「安里屋ユンタ」で会場は一体になり、盛大なフィナーレになりました。

参加者感想。一番印象に残ったこと

• 楽しいライブでした。ミケンにシワを寄せて語る憲法より、明るく楽しい憲法がいいなあ
• 子どもたちの発表、まだまだ日本も捨てたものやないと思った。40年前の我が学校のユネスコクラブを思い出した。大工先生のライブで久しぶりにはじけた苗子さん、楽しかった。
• 大工さんの歌。DVDで沖縄の薬をイラクに持っていった人の言葉。人殺しと言われる現状
• 大工さん、前回の感じから随分変わられた、ステキでした。9条の値打ちを実感した思いだった。
• 国の軍事に対する方向性が悪い方へ向いているのが気がかり。
• 主催者の方々のエネルギーとそれに応える大工夫婦の心意気！いつもの島唄会とは違う素敵なコンサートだった。
• DVD(薬を持っていってもありがとうよりあなたの島から人殺しの飛行機が出ているというイラクの人の声をあなたはどう思う！という声。大工さんの声のよさと奥さんの・・・
• 平和を愛する心
• 沖縄の唄はとても好きなのでよかった
• 大工さんの子守唄。ようこそ先輩が初々しくてよかった。私たちもやりたい。
• 3つの企画全部。憲法を語ることの大切さを痛感した。
• イラクより日本が手を引くのは当然だが、その後どうするか心配だ。最後に元気がでた。亡き知念さんを思い出した。
• 米軍再編の話をもっとゆっくり聞きたい。再度機会をもうけてください。本日の企画有難うございました。このような会に全く出席したことのない友人を誘ってきました。
• 大工さんの歌。秋に沖縄問題を中心にした「おかざき九条の会」の企画を予定しています。参考になりました。9条改悪阻止まで、ねばり強くともにがんばりましょう。
• 中高生の報告、実際の状況が解ってよかった。第二部、まさに闘いはこれから。9条の会の輪の広がりに努めたい。
• 中高生が続けて学習し成長している様子が感動した。大工らいぶ島唄だけでなく、なつかしい歌を一緒に歌えて楽しくすごせた。怒りが再度わいてきた。
• 毎回、中高生が学習していることに未来を感じる。事実を伝える役割を担ってくださる若い人、1人でも多く、自分たちの未来の問題ととらえてトライしてください。
• とにかく9条は守らねば。皆と力をあわせて。
• 米軍再編の奥深さに驚いた。前の戦争後からジワジワと次ぎの戦争準備がされたていたと感じ背筋が寒くなる。現実を広く知らせて平和は強く求めなければ得られないことを皆が知らなければならない。
• DVD辺野古の反対者、非暴力で訴える人の声。ようこそのウガンダ元少年兵の話。大工さんの歌のように大地・自然の輝き、豊かさ、この恩恵を受けて生かされる人間は破壊しない、守る権利があると思う。
• 中高生が取り組んだ鬼丸公演、支える大人が多くいることを中高生が知ったということがすばらしい。「生活の柄」4/22の集まりで聞いたばかりでびっくり。大工さんがカバーしていることを考えよう。もう知ってるが。

皆様へ

このたびは西濃憲法集会成功のために、204名もの方々から50万円以上のご厚志を頂き、またその他にも様々なご協力をいただき、本当にありがとうございました。

おかげさまで、5月3日の憲法集会は、憲法「9条」のもつ希望に満ちた未来を心と身体で実感し、その実現を願う私たちの確信となりました。寄せられた数多くのアンケートでは、初めて参加したとの回答が多く、また、中学生をはじめ幅広い年代の方が参加され、私たちが「いろんな方に気軽に参加できる集いに」と願ったことが実現できたことを本当にうれしく思いました。島唄に平和の心を感じ、最後のカチャーシーでは、会場が一体となり、誰もが熱い思いを胸に、心が繋がりあったようです。

国民投票法が成立し、平和憲法は大きな危機をむかえていますが、今後も「9条の会」や幅広い多くの方々とともに、9条の理念である「非戦」「非暴力」での平和の実現にむけて全力で取り組みたいと決意を新たにしています。ご協力頂いた方々には、本当に感謝し、お礼申し上げます。ありがとうございました。